菜園―といっても鉢植えのハーブとかミント類なのだが―に如雨露で水をやっていたら、パクチーの葉影から素早く走り出す影が…。
ん? トカゲ?
その影は堆肥を希釈したペットボトルにぺたりと貼りついた。
むむっ、おぬし、もしやアレキサンダーでは?!
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守宮はカメレオンのように、体表の色を貼りついた環境に合わせることができる。
でも、水の入ったペットボトルじゃねえ…。
アレキサンダー(?)は戸惑ったように固まってしまって、しばらく動かない。
10分後くらいに見ると、鉢のほうに移動。おいおい、そんな日向では干からびてしまうんでないの?
しかし、そこでもしばらく静止。隠れてるつもりなんかい。尻尾がはみ出てますぜ。
まあ、普段は曇りガラスごしに、しかも腹のほうからしかお目にかかってなかったけど、こうして白昼に相目見えるのもなんだか照れくさいものですな。
アレキサンダー(?)は、さらに10分くらい固まっていて(冷や汗かいとるんかな?)、その後いつのまにか消え失せていましたとさ。