
数年前に樹木葬の墓地を持った。
墓石はなく、俗名を彫ったプレートのみ。自分の区画約1坪のなかに、樹を2本植えることができる。(現在植えたのはオオデマリ。2本目はまだ。)
骨になったら骨壺には入れず布に包まれて埋められる。骨はいずれ土に溶けて形を失う。33回忌まで永代供養され、その後そのあたりの土とともに総墓に遷される。 ☞

寺のなのにちゃんと契約書が取り交わされ、永代供養、墓地使用、戒名、位牌、プレート、納骨式等々までが明記されている。
(禅宗として一応?受戒することになっていて、戒名も授けられる。戒名は仏に帰依すべく生前にもらうのが本来なんだそうだ。一律4文字+信士と決められていて、私の戒名は"法童泉裕信士"。)

樹木葬使用者は"縁の会"の会員になる。
毎年この時期に"総会"が開かれる。午前中に本尊供養等の法会が行なわれた後、住職がその袈裟姿のままマイクとプリントを持って、事業報告と会計報告をする。現在、樹木葬の墓は1400余(2200人)になるそうだ。もう少しだけ増やしてうちどめ。
住職はすこぶるさばけた面白いひと。