晩飯には少なくとも7皿は食卓に並べるようにしている ― というと、びっくりされるけど、うち4つか5つは常備菜かごくごく簡単なもの。
写真の左から時計回りに、①紫豆(これは一度煮ておくと2,3週間もつ)、②大根皮の醤油漬け(捨ててしまう大根の皮を細めの拍子木切りにしたのに醤油と顆粒の鰹だしをまぶす。東海林さだおのレシピ)、 ☞
③菊花の酢漬け("もってのほか"ともいいますね。美味)、④えのき茸の梅肉和え(これも2,3週間もつ)― 以上は作り置きの常備菜。⑤むかごと銀杏(むかごは皿に入れたまま蒸し器で5分、銀杏はオーブントースターで焼く)。
ま、作り置きがあれば、10分くらいで揃う。呑み屋のお通しのようなものですね。(ついでながら、②と③の皿は百均です。)
あとは、メインの焼き魚と菜っぱのお浸しか胡麻和えなんかにぬか漬けのお新香(これは近所の店で買う)。
で、今日の焼き魚は呑み屋っぽく、ほっけ。
といって、実はこれ、たまたま昨日の魚さばき講座でさばいた半身を持ち帰ったやつ。
ほっけって、呑み屋か定食屋によくありますね。
さばき講座の先生は、これを食べたことがないという人がいたら1万円、っていっていたけど、自分で注文したり魚屋で買ったことはたぶんないなあ。誰かが呑み屋でまとめて注文したのを食べたくらいか。
身はやわらかいので三枚おろしの難易度はけっこう高い、と先生の警告。
鱗は細かいので、うろこ引きより庖丁でこそぎとったほうがよいようですね。
おどかされて慎重にやったので、まあ、なんとか。
でも、ちょっとここが残念、と先生に指摘される。身が少し骨に残っていました。(矢印のところ)
持ち帰ったあらは潮汁に。
目下のお気に入りは、千葉九十九里の‘梅一輪’。
冷や、常温、お燗、いずれでもいけます。