丹波黒豆の“飛切”新豆。
正月にしか出番はないようだけれど、やはり長呂儀は欠かすわけにはいきませんね。
それにしても、奇妙な食物だなあ。
澁澤龍彦が好物にしていたとか。 ☞
‘スロークッカー’というごく弱火で煮込める電気調理器具が我が家にあって、豆を煮るのにとても重宝。
伊達巻。
市売品は甘すぎて、これはどうしても自作したいですね。(ちょっと今回のは巻きがいまいちだったなぁ。)
以下、レシピを ―。
魚は適当な白身魚で。
今回はさわら。100g。
包丁でたたいてから、擂り鉢ですり身に。
さらに裏漉し。筋をすっかり取り去るのが肝要。口当たりが全然違ってくる。
卵3ケ。
砂糖 大4。
味醂 大1。
塩 小1/4。
醤油 小1/2。
鰹・昆布だし(顆粒) 適量。
以上を混ぜ合わせる。
上記卵液の1/4くらいと魚のすり身とを混ぜて、再度裏漉し。(卵液を全て混ぜてしまってはいけない。)
裏漉ししたすり身+卵液に、残りの卵液全てを混ぜ合わせる。
卵焼器に流し入れて、最弱火で焼く。
蓋をして概ね15~20分。
適当な焦げ目がついたら、ひっくり返して裏面を焼く。10分くらい。
焼けた裏面に浅く庖丁を入れる。
‘鬼すだれ’で巻く。
2回に分け、1回目は芯に擂粉木などを置いてゆるく。輪ゴムで止める。
30分後くらいに、今度はしっかりと巻く。
いずれも少しずつゆっくり巻かないと裂け目が生じてしまうので慎重に。
30分~1時間くらいそのまま置いて落ち着かせてから‘鬼すだれ’を外す。
どうにか大掃除もおせちも年内に終了。
年越しそばも。
かくて令和元年の暮れも往くめり ―。