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面洗わず

 

 魚顔面シリーズ第16弾! カサゴ。

 

 高級魚、のはずなのに、なんとも情けない顔してますなあ。

 面構えが武骨だというので、江戸時代には端午の節句の祝膳にのせられたとか。佐渡では干物を吊るして魔除けにもしたそうな。 ☞

 

 

 

 ウッカリカサゴ、という似た奴もいるらしい。

 でもこれはそいつではなさそう、多分。(上半分に大きな斑点があるはず。)

 

 

 刺身。

 

 上品な味。

 頭がでかくて歩留まりはよくないけど。

 

 

 

 焼きはあまりこの魚の良さは引き出さないみたい。

 

 

 でかい頭を無駄にしちゃう手はありませんね。

 

 こりゃあいけますなあ。

 

 

 買ったのはご近所贔屓店のひとつのここ。

 こじんまりした市場みたい。今どきこういう店は貴重ですね。

 

 

 看板らしい看板もない。

 いちおう、「ユーカープ古屋」というのがこの店の名前らしい。株式会社だって、へえ。