戸棚の隅をごそごそ探っていたら、箱入りのワインと日本酒が。
こりゃあ、ずいぶん以前に人からもらったものでは?とおぼろげな記憶。
2009年産…?
酢になってんじゃないの? 恐る恐る飲んでみる。
おっ、意外にいけるぞ。まろやかじゃね。
気温変化の少ないところにほっとかれたのが功を奏したか。 ☞
味をしめて、日本酒も。
むかし、日本酒の古酒なるものを飲んだことがあった。
あれは‘うずまき正宗’とかいわなかったか?(まあ、不味くもないが、まさに味も色もただの紹興酒だったな。)
ネットで調べると、‘うずまき正宗’はとうに廃業。古酒を今も造っているのは‘達磨正宗’。なんと、昭和50年もので500ml 44,880円! 10年ものでも7,920円もするぞ。
で、これは平成21年9月製造。ちょうど10年。
ひょっとしてなかなか有難いものに変身しているんじゃないのかい?
さっそく、試飲。
ん?
・
・
変?
でもなくなくもない、のかな?
酢、ではないけど。
これまで経験したこともないような妙な味。
旨いとも不味いとも、わからん。なんだ、これ。
もともとがそうなのか、独特の香りがすごくたっている。
うーん、どう評価していいのか、よくわからん。
稀少、というべきなのか、はたまた酢豆腐、というべきなのか。
でも、なんだか悪酔いしそうだ。ちょっと保留。
390円の天然鯛をうすづくりに。
半身は昆布締め。
残りはあら汁。
うめー。
自分の手をかけたものがいちばん安心じゃね。