魚顔面シリーズ第20弾、究極の悪相、オコゼ!
‘オコ’は笑えるくらい奇怪で醜いという意味だとか。ひどいね。南方熊楠の論考に、醜い山の神が自分より醜いオコゼを供物に求めたという記述があるらしい。
ただし、この魚、背びれにものすごい猛毒を持っている。 ☞
うっかり刺さってしまうと、そのとき激痛に見舞われるだけでなく、数日は苦しむ、とか。
でも、これはすでにその背びれがしっかり取り除かれていた。残念?
20cmくらいしかないやつだったけど、値段も200円。試しに買ってみた。
しかし、皮もふにゃふにゃして実さばきにくい。これで背びれがついていたら、ぜったいやっちまうな。
頭もでかいので、歩留まりも悪い。
それでも一応、刺身とムニエルに。
アラは潮汁。
姿は不細工なのに、味は上品。なんでも‘冬のフグに、夏のオコゼ’といわれるらしい。なるほどね。