オーディオコンポのチューナーが壊れた。
家にいればほぼ終日FM放送を流しているので、これは困る。
早速買い替えなければと菌糸町の澱箸亀等に赴いたのだが、なんと、コンポーネント機器の売り場がない。チューナーはもとより、アンプとかスピーカーなど、ちょっとした家電店なら当たり前に展示していたコーナーがなくなっているのだ。 ☞
従来からオーディオコーナーはその店のステータスシンボル的な位置にさえあったのではないか。だが、いまや置いてあるのはせいぜい手軽なミニコンポぐらいだ。
さればネットで買うしかない、とあたったら、なんとチューナーを製造しているのがもはや1社(耶麻端)だけなのだ!
新曲も放送もパソコンやスマホで聴く時代となったらしい。しかし自分としてはそんな音を一日中聴くのはごめんだ。
結局、やむをえず中古製品を購入。アンテナからの接続端子が合わないなどの不具合もあったけれど、なんとか無事稼動(魚篭亀等の兄ちゃんありがとう)。
…じゃがのう、わしらの若い時分は音楽といえば、まず、FMで聴いたものじゃ。放送のプログラムを演奏時間まで詳しく掲載する週刊専門誌がいくつもあったのう。
それを見つつカセットテープ(って死語か?!)をセットしてエアチェック(ってのも死語か?!!)するのが流行っておったものじゃ。NHKなどはそのためにLP(って分からんじゃろか?)片面分をそのまま流したりしておった。
山口百恵からマタイ受難曲まで、かなりのコレクションができたものじゃぞよ。
今でもNHKは、浪花節からワールドミュージックにオペラまで放送しておって、雑食家のわしとしては、これだけはNHKといえども評価するところなのじゃが…。(シャンソンとかタンゴの番組はさすがに消えてしもうたが…。)
そのうちCDプレイヤーなどもなくなってしまうのじゃろか。
すっかり古老の繰り言になってしまったのう… "(-""-)"