
しぐるるや木々の眠りのあさき闇
【時雨】秋の末から冬の初頃に、陰晴定めなく時々降り来る雨。(「広辞苑」第一版)
季語としては冬。芭蕉の
初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
も冬だもんな。“秋しぐれ”という季語もあるらしいが。まあ、まさに時雨のいちにち。 ☞

でも、晴れた日には、テニスコートへの道々にまださまざまな野草の花に出会う。
ツユクサ。
月の光を浴びて咲くので“月草”とか“蛍草”とも。花は一日でしぼんでしまう。花は露草色(縹-はなだ-色)の染料にも。一見可憐な草だが、実はしたたかな繁殖力を持っているらしい。