スリッパというものはどうも苦手なので、部屋履きには草履を履く。
谷中のひらいやの竹皮でできたやつなどを使っているけれど、１年くらいで、編み始めの先のほうとか編み終りのうしろの方からだんだん解体してきてしまう（藁はもっとダメだ）。
ある日、和紙でできた草履というのを‘甘損’で見つける。取り寄せたら、これがすこぶるよさそう。 ☞
なんと、紙なのに水に強い、どころか、洗濯機で洗うことだってできるとか。ほんとうか？
梱包についていた同じ素材の紙紐を試しに濡らしてみたら、滲みこんで濡れ色になるのに、ひっぱってもまったくちぎれない。
つまり、樹脂かなにかで撥水加工したりしているわけでもないのに水にもへっちゃらなのだ。ふしぎ。
しかも紙なので、あたりはすごくやわらかい。
裸足で履いてもなかなか気持ちいい。（畳の和室にもそのまま平気で入れるし。）
丈夫さはまだわからないけど、これは買いかもしれませんね。
作っているのは愛媛県の‘和紙のイシカワ’という会社。
そういえば愛媛県って、楮とか三椏の産地だったっけ？（👈 いーかげんです。）