小春日和。布団を干しに物干し台に出ると、屋根に見慣れない猫が。
一瞬、ぎくりとしてその場を立ち去ろうとしていたけれど、手を振ってやると、こちらに敵意がないか探りを入れようとする様子。
お昼前の我が家の屋根は陽当たりがよくて、恰好の猫の日向ぼっこスポットなのだ。 ☞
この猫は初顔だけど、いつぞやは向かいのS家のジョジョがやってきた。
屋根に上ったはいいが、この猫、脚が悪くてどうやら降りることはできないらしい。愛猫の危機を知って駆けつけたS夫妻が、我が家のフェンスの外で梯子をかかえて途方に暮れている。ご主人が猫を捕まえて突き落としてくれ、という。奥さんがダメよ、ダメよ!と叫ぶ。
ちょっと遅い朝食中だったけれど、やむをえず二階に上がって物干し台に出る。手招きしても来ない。屋根に降りて猫に近寄り抱きあげる。八方ふさがりの状況にあるのを自覚していたか、殊勝におとなしくしている。十数秒後に玄関のチャイムが鳴り、息せき切ったS夫人が現れる。猫を奪い取るようにして帰っていった。
お寺にも数匹の地域猫。
でも境内が広いせいか、あまり確実には会えない。
猫の世代交代もあるのか、このまえ会った猫は最近の新人だったのかな。