境内にはもう一本ケヤキの巨樹が。
幹周4.70m、樹高24m、樹齢200年。

さらにめずらしいユズリハの巨木。
もともとが10mくらいにしかならない樹だから、巨木というほどのスケールは感じないが、ユズリハとしては断トツで日本最大なのだとか。
幹周3.20m、樹高15m、樹齢300年。
よくよく見るとなかなか奇ッ怪な木肌だなあ。
こんな樹も。

当初予定外に那須温泉神社のスギに寄る。
神殿への長い階段の途中に立つ。注連縄が巻かれているからご神木なのだろう。
オンセンではなくユゼンというらしい。温泉浴の故事にちなむらしいけど、近場に浴場はあるのかな?
案内板によれば、目通り周5.35m、樹高約32m、樹齢400~500年。
上の宮神社までの水田に挟まれた参道途中に歌枕の‘遊行の柳’が。
西行が詠んだ柳は実はここではないのに、謡曲‘遊行柳’が事実誤認して西行ゆかりの地になってしまったらしい。
‘奥の細道’は歌枕を訪ね歩くことを主要な目的としていたから、当然のように芭蕉はここを訪れている。でもそれを承知のうえで寄ったのだとも。
蕪村の詩碑も。
“柳散清水涸石処々 - やなぎちり、しみずかれ、いしところどころ”
田植えをすでに終えたたんぼに蛙たちの声がひびく
田一枚植て立去る柳かな 芭蕉