巨樹・巨木写真家 柳本(高橋)弘氏の案内で茨城県北部の久慈郡大子町の巨樹を訪ねる。
水戸藩の郷校 文武館の跡地に開かれた大子小学校。その校庭に3本のケヤキの巨樹が。
主幹上部は落雷で失われているが、それでも見事な威容。幹周8.63m、樹高23m、樹齢500年。 ☞
小高い盛山の上に立つケヤキ。3本の合体木だろうとのこと。幹周6.22m、樹高23m、樹齢500年。
校舎側の一本はスケールはやや落ちる。樹勢もいまいちか。
しかし、こんな見事な巨樹を間近に見ながら育った子供はどんな大人になっていくのだろう。本人の意識にのぼることはなくても、ぜったい記憶の底に染み込むだろうなあ。
近津神社のご神木‘鉾杉’。
幹周10.14m、樹高49m、樹齢は1300年にもなる
ご神木。だが、柵に囲われて近寄ることもできず、離れて全容を眺めることもできない。立派な樹なのにいささか残念。
鉾杉の手前にもうひとつのご神木‘都々母杉-つつもすぎ-’。すっきり屹立する。
幹周7.25m、樹高35m、樹齢700年。
昼飯は東京駅で買っておいた駅弁。
法籠寺のカヤ。幹周7.32m、樹高23m、樹齢712年。
境内の地面はふかふかとした苔に覆われている。ところどころにカヤの実が。静謐な空間。
おなじく法籠寺のイチョウ。関東最大のイチョウでは、とのこと。
幹周12.08m、樹高32m、樹齢は690年。
栃木県那珂川町に移動。
北向田 向田神社のケヤキ。
根元がずいぶん広がって、典型的なケヤキらしい箒型の樹形。幹周8.0m、樹高37m、樹齢600年。
東京駅前に帰還。
今夜もやっぱり蕎麦だ。
新丸ビルに。初めて足を踏み入れる。へ~え、なかなか‘モダーン’じゃん。渋谷や新宿とは雰囲気が違いますね。繁華街というよりやっぱりビジネスの街なんだな。
5階のレストラン街。猥雑なごちゃごちゃ感はない。
「石月」に。入れば、まあ、こぎれいな普通の蕎麦屋だ。
左隣は上司と部下のサラリーマンのグループが‘ノミニケーション’、右隣りは演劇関係者らしきふたり(“そこで現実から思い切ってジャンプしたとき…”などと)。目の前は若い女性ふたり(天ぷらせいろを上品に食べ終わってから背筋を伸ばしてマスクを着け手を膝に置いたままの談笑)。個室では退職したかつての同僚たちの懇親会(?)がちょうど果てたところ。
だし巻き卵、鰯の南蛮漬け、柿と鳴門金時の白和え。生ビールに大納川という秋田の純米吟醸。〆のせいろは中の上といったところか。