今月の柳本氏の巨樹ツアーは新潟へ。
南魚沼 薬照寺のカツラ。
初めのうちはスギが好き、などと言っていた人も、だんだんカツラに行きつくんですよ、と柳沢氏。(…いや、わたしはやっぱりケヤキだな、と海外の巨樹まで探訪してきたM氏がぽつりと。)
とにもかくにもこのカツラ。全国有数の大きさだそう。しかも人里にとは奇跡に近いのだとか。 ☞
火災に遭って伐採され、その後ヒコバエが生長してこの巨体を形成したのだという。
幹周15m、樹高33m、樹齢500~年?
同じく南魚沼 万松寺のカツラ。
大きさは薬照寺に一歩譲るものの樹形はこちらのほうが整っている。
やはり主幹がすでに朽ち果てているのはカツラの巨樹の通常の姿だそうで、ヒコバエが隙間なく密着していてなかなかのボリューム感だ。
幹周12m、樹高33m、樹齢700年(伝承)。
湯沢町 諏訪神社の大スギ。
川端康成の「雪国」で、駒子と島村が腰掛けて恋を語らったのはこの樹の手前の平たい石だとか。(読んだのはずいぶん昔だからぜんぜん覚えていないな。)
やはりカツラの異形に当てられたあとでは、すっきりと直立したスギはなんだか物足りなく感じてしまいますね。(…あ、わたくしもとうとう巨樹観察ベテランの仲間入り?)
幹周7.34m、樹高29m、樹齢400年。
湯沢町 荒谷毘沙門堂のスギの巨樹3本。
道路寄りの大杉。ストレートな諏訪神社のスギに比べて横枝があちこちから伸びる。こういう暴れた姿のものを‘ウラスギ’と呼ぶそうな。こんなスギのほうが見栄えがしておもしろいですねえ。(そういえば3月に外房で観た崖っぷちのスギもよかったなあ。)
幹周7.95m、樹高34m、樹齢300年以上。
観音杉。幹周5.86m、樹高33m、樹齢300年以上。
天狗杉。5.93m、樹高33m、樹齢300年以上。
行きの上里SAのトイレではツバメが飛び交って子育て中。
晩食は東京駅内‘黒塀横丁’の‘札幌魚河岸五十七番寿し’に。
初かつお、赤身、帆立、かんぱち、いくら、平目えんがわ、にしん、煮ほっき。
ビール‘SORACHI1984’、純米吟醸‘北斗随想’など。
きょう日、注文はパネル画面からするんじゃねぇ…。