7月の柳本氏の巨樹ツアーは群馬県に。
中之条の町はずれの傾斜地に立つモミ。
倒れまいと踏ん張るかのように、崖側の根が異様に図太い。
9年前の大雪のため北側の枝のほとんどが折れてしまったそうで、かつての見事な樹形が崩れてしまったのが残念、と柳本氏。
幹周6.8m、樹高36m、樹齢400年。 ☞
中之条 親都(ちかと)神社ご神木のケヤキ。
案内板に曰く、乳の出ない母親が幹の瘤を乳房に見立てて祈願したところたちまち出が良くなった、という伝承 ―。
主幹は枯れて上部はすでにない。でも残っているだけでもなかなか魅力的な姿かたちだ。
幹周9.8m、樹高23m、樹齢700年(伝承)。
高山村 泉龍寺のコウヤマキ。
日本庭園風のなかの小高い盛土に立つ。
1本に見えるけれど、3本の合体木らしい。コウヤマキの材は最高級の風呂桶に使われるとか。
建久4(1193)年に源頼朝が手ずから植えたと伝えられているが、まあ、4~500年でしょうね、と柳本氏の弁。
柳本氏のデータでは全国で4番目の大きさのコウヤマキだそうだ。
幹周6.48m、樹高34m、樹齢800年(伝承)。
中山道から分かれて越後に至る三国街道 中山宿のケヤキ。
復元された本陣の裏手の家の庭に立つ。
90歳になる元気そうな家主が出てきて、にこにことあれこれ話してくれる。
幹周10.7m、樹高30m、樹齢600年。
道の駅「中山盆地」のジェラート
高山村 三嶋神社のスギ並木。全部で27本。
うち一本は藤原秀郷が植え、他は元亀元(1570)年の神社再建の際に植えられたとか。藤原秀郷となるとAD900~だから??だが、1973年に伐採された樹の年輪は400余年だったというので、元亀元年は本当なんだろう。
もっとも大きなものは、幹周4.7m、樹高26m、樹齢400年以上。