大雪の北海道のみならず、九州・四国にまで雪が降っているのに、南関東だけが晴れ。しかし風は恐ろしく冷たい。
柳本氏案内の巨樹ツアーは茨城県中北部に。
城里町役場前のスダジイ。〽このー木なんの木 気になる木… と、つい歌いたくなる。(じっさい誰かが歌ってたな)
幹周４.3ｍ、樹高１１.5ｍ、樹齢(伝)４００年。
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スダジイの巨樹と言えば、主幹が失われて枝が絡み合った異貌を見せることが多々あるけれど、これはまたなんと端正な姿か。だが近寄ってみれば、面妖の気配を感じることができる。
樹勢を保つために剪定、土壌改良、害虫駆除などの手入れを怠っていないという。シンボルツリーとして町の天然記念物に指定されている。
今宮三社神社の杉。
杉木立に囲まれた山道を登り詰めると、ご神木の威容が出現。
根元は１本なのに、途中から４本に分かれる。
しめ縄の紙垂は朽たれてないから、管理はされているみたいだ。神官は常駐しているのかな。
幹周７.６ｍ、樹高２３ｍ、樹齢 不明。
鷲子山上(とりのこさんしょう)神社の榧(カヤ)。 本殿から外れた傾斜地の樹林の中に静かに佇立する。前回の奥静のカヤをしのぐスケール。南方系の樹なので、この地は北限になるようだ。
柵で囲われてはいるがほとんど手入れはされていないようす。人に植えられたものではなく天然のものだろう、と柳本氏の弁。
幹周７.６５ｍ、樹高３５ｍ、樹齢 ６００年。
鷲子山上神社は大鳥居から本殿までが茨城と栃木の県境を跨ぐ。
フクロウの神社としても有名だそう。(知らんけど…。）フクロウは‘不苦労’に通じるんだとか。でも境内のあちこちにあるフクロウの像は新し目でさほど由緒のあるものとも見えませんな。
大鳥居を過ぎ、をくぐって石段を上り詰めるとご神木の‘千年杉’が現れる。
そのスケールに迫るもう一本のスギの巨樹も傍らに並び立つ。
幹周７.６５ｍ、樹高３５ｍ、樹齢(伝)１０００年。
吉田神社拝殿前の急斜面に立つ三浦杉。節もなく真直ぐに天に伸びる。
久寿２(1155)年、相模の国 三浦大介義明が下野国 那須野々原に金毛九尾の狐を退治するにあたって参拝し、「我冥護により能く悪狐を獲ば此の杉天に聳ゆべし」と祈願して植えた、と案内板に。
幹周９.１７ｍ、樹高５４ｍは関東一、樹齢８３０年。
ん、伝承と計算が合わんぞ？
晩食は地元 富来也のおまかせ１５本コース。