
天気予報と睨めっこしながら、ベストの花見の日をさぐる。
満を持してAB川に。ややベールがかかったような晴天。最高だ。
桜もほとんどが開いてやおら散り始めている。なかには葉が出て蕊が目立ちながら蕾が残る樹も目につくが、まずは絶好の景色。
いつもの‘特等席’へ向かう。 ☞
桜に囲まれ、桜を浴び、桜に酔ったあと、思い返せば、あれはほんとうに桜を見たのだろうか、という気になってくる。なにかどうしても現実離れした出来事だったように思えてくるのだ。
だから、翌年も、また翌々年も、くりかえし桜を見に来ることになる。
そして、いつか終わる。
桜花ゆめかうつつか白雲のたえてつれなき嶺の春風 家隆

翌日、テニスの帰り道にOK川~MM川の桜を見る。
快晴。気温も高く折々に突風が吹いて、だいぶ花びらが散り葉が目立ちはじめた。桜流し。花吹雪になって弁当のなかに花びらが降りかかる。
これで今年の桜の見おさめ。