余計なお世話?
玉造命 -究極の球を求めて?
完璧な球 -真球- を造ることは不可能なんだそうだ。(地球上では重力があるのでわずかでも歪みが生じてしまう、とか、物質は分子や原子で構成されているから、とか、円周率が無限に続く無理数だから、とか…。) なので、ボールベアリングに使うような球でも完璧なものはなく、その完全さが‘真球度-μm’なる指標で表される。
― などという与太話はさておき、さて、球体関節人形の球である。
もし完璧な球の凹凸で関節を作ったら、ボールベアリングのように滑ってしまうのではないか…。だが、どちみち真球というものとは程遠いものしか作れっこないのだから、できるだけそれに近いものを目指せば、ちょうど具合のいいものができるのではなかろうか。
吉田良氏の「吉田式」やアイミ氏の「はじめて作る球体関節人形」などでは、ひと回り小振りなスチロール球にラドールを被せる、という方法が紹介されている。(「吉田式Ⅱ」ではこうして作った球をさらにパイプにヤスリを貼り付けて整形する方法が紹介されている。)だが、平らに伸ばしたラドールを均等にスチロール球に被せるのは案外むずかしい。もう少し、精度の高いやり方はないか。
ということで、そこそこ‘真球’っぽい球を作ることを試みてみた。
だが、都合よく5ミリ刻みの球で事足りるとは限らない。
良い姿勢は良い球から ― ですかね?